卒サラです。
首都圏を除く地域で緊急事態宣言が解除されて、
少し気のゆるみもあるかもしれませんね。
第二波、第三波が心配ですね。
2019年度で考えると、新型コロナウイルスの影響は2,3か月でしたが、
ソフトバンクグループが、1兆円規模の赤字を出し、
大手商社の丸紅も1900億円の赤字
自動車の日産も400億円の赤字、三菱自動車も250億円の赤字
石油元売り大手のJXTGホールディングスも3000億円の赤字と、
上場企業の4社に1社が赤字になるという事態です。
中小企業はもっと状況が悪いでしょう。
でも、コロナの影響はまだまだこれからです。
おそらく不況は、長期化し、失業率ももっとあがり、
以前問題のあった、非正規雇用が逆に増えてくるでしょう。
投資に関しても、株式は当分厳しいでしょうし、
FXも余程のスキルが無いと、、、という感じですね。
今日は、こういう機会に一度、
映画「億男」を題材にして、
「お金」というものについて、「投資」について考えてみたいと思います。
■映画「億男」とお金の考え方
映画の序盤は、
借金があり、生活にも困っていた佐藤健と黒木華夫婦と娘の家族
佐藤健は、図書館司書という、あまり給料は良くない仕事をしている
娘が初めて自分からやりたいと言って、頑張っている「バレエ」を
何とか続けさせてあげたいという黒木華に対し、
月謝や発表会にお金がかかり、「無理だから、やめよう」という佐藤健
そんな夫に愛想をつかして離婚届を残して家を出てしまう
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私もお金が無かった時に、随分色々と我慢しました。
「車が欲しかったけど、新車は高くて買えないので、中古を買ったり」
「美味しい外食を食べに行くのをあきらめたり」
「子供がキャッチボールをしよう、と言ったので、グローブを買いに行ったら、びっくりするほど高いので諦めたり」
子供に高いね、と言っていたら、あきらめてくれけど、
よくある、親子でキャッチボールをする夢は果たせなかった。
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そんなぱっとしない人生を歩んでいた佐藤健ですが、
ところがひょんなことから、宝くじが当たり3億円を手にします。
これで、借金も返せるし、家も買えるし、車も買えるし、旅行にも行けると、何度も復縁を申し出るが、
黒木華は、
「それで私達幸せになれるのかな?」
「あなたは変わってしまった」
「お金があなたの中に住みついて、お金があなたの生きる欲を奪ってしまった」
「どんなに借金まみれでも耐えていけると思っていた。年に一度、あなたと娘のバレエの発表会を見られれば、、、」
と結局復縁は成立しませんでした。
佐藤健は悩みます。
お金があれば、全て解決すると思っていたのに、
結果は、全く違う方向になってしまいました。
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順番が違ったのです。
黒木華の心の中は、
<大切な人への想い→お金>
の順番で、一番の優先順位は家族の幸せでした。
でも、佐藤健の心の中は、
<お金→お金→お金→家族>
となっていて、
形ばかりに囚われていたのです。
家族への想いよりも、お金ばかりが脳内を占有していたのです。
私も、5年くらい前は、お金儲けがしたくて、
ブログでのアフィリエイトやYouTubeのアフィリエイトをやっていました。
その作業が忙しく、日曜日にセミナーが入っていたので
、
子供の学校のイベントを参加しませんでした。
「セミナー行くので、行けないの決まっているやん」
てな感じでした。
本当に、お金に翻弄されていたというか、
後で自分で思っても「イタい」過去です。
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宝くじ3億円
佐藤健は、宝くじで3億円当たった後、
大金をどうしてよいのか分からず、ベンチャー企業で大成功した親友の高橋一生に相談します。
そうしたら、佐藤健が泥酔している間に、
高橋一生にお金を全額持って行かれてしまいます。
佐藤健は、お金を取り戻すべく高橋一生を追いかけます。
高橋一生のベンチャー企業の関係者をかたっぱしからアタックしていきます。
彼らとのやり取りの中で、佐藤健は
「お金とは何か」について、色々と考えさせられます。
そして、ある時、高橋一生が佐藤健の前に現れて、
3億円を丸ごと返却します。
大金は、人を狂わせてしまうことを知っている高橋一生は、わざと3億円を奪って逃げたのです。
そして、高橋一生は、佐藤健にこう問いかけます。
「このお金、今の君にどう見える?」
佐藤健は、
「正直全く別物にみえるよ、あの時お前ん家でみたものとは」
「あの時は、これで全て変わる、全て解決すると思っていた。何にも分かっていなかったんだな。」
「本当に欲しいものは取り戻せ無かった」
でも、映画の最後で佐藤健は、
早朝に娘のためのピンクのかわいい自転車を抱えて、
離婚した妻子が住むアパートに行き、
その自転車を玄関の横に置いていきます。
自転車を見た娘は飛びあがって喜び
その自転車には佐藤健からの手紙がはさんでいました。
その手紙には、
「これ(自転車)が、あのお金で最初に買ったものです」
と書かれていて、黒木華がにっこり笑って映画は終わります。
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お金ファースト
全てお金で解決すると思っていたのに、
3億円を手に入れたのに、全く解決しなかった。
ということにぶち当たり、佐藤健はようやく少しずつ分かり始めたのです。
大切なものは何かという事を。
今まで、お金に縛られ、
<お金ファースト>になっていたのです。
お金持ちになるために、お金を稼ぐという
目的も目標も手段も全てお金に呪縛されていたのです。
でも、本当に必要なことは、
<想いファースト>なのです。
<想い>を実現するためにお金を稼いでいくわけです。
目的=想い
になるだけで、全く違う世界が開けてくるのです。
3億円を当たって、借金を返し、家を買って、車を買おうと言っていた佐藤健と、
最後に小さいピンクの自転車を置いていった佐藤健とは雲泥の差があります。
宝くじで、高額当選した人の
9割以上が、その後大きく人生を狂わせています。
大金を手にして、慣れない環境で慣れないことばかりして、
湯水のようにお金を散在し、挙句の果てに一文無しになり、
自己破産をする方も少なくありません。
皆、お金に縛られ、<お金ファースト>になっているから、
目的も手段もお金に心を奪われてしまいます。
一番大事なことは、「目的」です。
「何のために?」お金を稼ぐのか、
「ごはんを食べるため」
「好きなことをするため」
「豪邸に住みたい」
「高級車に乗りたい」
という目的でお金を稼ぐ人は、
<お金ファースト>ですね。
私も抜け切れていないところもありますが、
お金のために、お金を稼ぐというよりも、
「家族のため」
「将来○○をするために」
「○○を広めて、他人(ひと)の役に立ちたい」
「子供にしっかりと教育させたい」
という<想いファースト>の方が重要です。
<目的=想い>を忘れないと、
3億円が当たっても、ブレることが少ないでしょう。
(人間なので、全くブレないことはないでしょうが)
最近は私も、<お金ファースト>よりも、
<想いファースト>になるように努力しています。
もちろん3億円がある訳では無いですが、
以前のように、セミナーに行くから子供のイベントを無視するようなことは無くなりましたし、
子供が欲しいと思ったもの、やりたいと思ったことは、
「これは子供のためになるかな」と考えて、
できるだけチャンスを与えられる様になりました。
それが、全く身に成らなくても、
そのことにチャレンジした事が、成長につながっていくと思っています。
映画「億男」の最初の設定で佐藤健、黒木華夫妻が金銭的に苦しい生活をしている中で、
娘のバレエのレッスンを続けさせるか辞めさせるかということを言い争っていましたが、
今、私がこのブログでやりたいことは、
こういう状況の人たちでも、少しでも金銭的に豊かになることにより、
心にも余裕ができて、<お金ファースト>の家庭よりも、
<想いファースト>の家庭が広まってほしいのです。
素人でも、ある程度簡単に投資ができて資産を増やすことができ、
その「想いのあるお金」を使えるようになれば、本当にいいなと思います。
そんな「想いのあるお金」を使われる方も幸せなのではないでしょうか。
最近、私は配当を貰う時に「ありがとう」と心の中でお礼を言っています。
また、お金を払う時にも「ありがとう」を言うようにしています。
こういう循環を作っていきたいですね。
今オススメしている案件は、ページの一番上に記事一覧のリンクがありますので、
そこから確認して下さい。